≪日暮かごめ≫

犬夜叉が最初凶暴で捻くれていたので、そういう人と対等に渡り合える女の子であれと思った。桔梗の生まれ変わりだが、別人格であるように意識していた。前世の記憶は絶対なしに。どちらかに逃げるのではなく、現代も戦国時代も両方頑張るヒロインにしたかった。

(引用:令和6年5月11日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/X、旧Twitterより)

 

≪雲母≫

珊瑚、琥珀からの鉱物つながり。犬夜叉たちが退治屋の里に入った時、そこに何かいたら面白いかなと、その場の思いつきで出しました。

(引用:令和3年9月9日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/X、旧Twitterより)

 

≪鋼牙≫

四魂のかけらを持つ妖怪で、物語に食い込んでくる妖怪を出したくて。かごめを好きになったのも、最初から決めてというより、展開的に面白いかなと思いそうしました。躊躇いなく逃げるキャラも悪くないなと思って、危険察知能力のあるキャラを出したかったのもあります。

(引用:令和3年9月19日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/X、旧Twitterより)

 

≪蛮骨≫

七人隊のトリだったので、「若くてかっこいい」がコンセプトでした。あとできるだけ怖い感じに。挨拶代わりに首を刎ねに行くみたいな。三つ編みは、犬夜叉界では飛天以来いなかったので。アクションの動きにも馴染みました。蛮は野蛮の蛮。草尾さんの声が最高でした。

(引用:令和3年9月28日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/X、旧Twitterより)

 

≪御母堂さま≫

殺生丸にものを言える人って誰だと考えた時、お母さんしか残っていないなと。殺生丸よりちょっとゆとりがあります。妖怪なので、息子の成長を願っていたというよりは、「ここで戻ってこなければ、そこまで」と試していたのかと。デザインは殺生丸に寄せました。

(引用:令和3年10月5日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/X、旧Twitterより)

 

≪琥珀≫

犬夜叉界で一番キツくて過酷な立場にあったので、どう救えるかをずっと考えてました。どうしたら殺さずに助けられるか、考え続けていたので話が少し長引きました。犬夜叉一行とちょっと一緒にいられる様な過去ではなかったので、殺生丸や桔梗と一緒に行動したのかと。

(引用:令和3年10月12日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/X、旧Twitterより)

 

≪朔の日≫

蜘蛛寺の話をやることは決めてて、何か犬夜叉の弱点を出したいなと、考えていて思いつきました。犬夜叉のような白髪ロングは自分の中では特殊なキャラデザだったので、朔の日バージョンは描いててすごくしっくりきました。髪の長い乱馬でしたね。

(引用:令和3年10月23日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/X、旧Twitterより)

 

≪刀々斎≫

とにかく刀鍛冶が必要でして。刀が出るからには、刀鍛冶がいた方が、色々説明してくれて刀世界が広がるかなと。強いお爺さんは結構好きです。炎や大槌で刀鍛冶っぽく戦える妖怪おじいさんが良いな~と思って出しました。

(引用:令和3年11月3日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/X、旧Twitterより)

 

≪神無≫

「無」だから、自ら企むとかはなく、奈落の言われるがままだったのかなと。神無と神楽で、子供の見た目をしている神無が姉なのは、そのほうが引っ掛かりがあって面白いかなと思ったからです。あとは小さい子って怖いなと思って、小さい子に。

(引用:令和3年11月17日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/X、旧Twitterより)

 

≪奈落≫

弥勒を出そう→風穴をつけよう→風穴は誰が呪ったんだ?→奈落を出そう→犬夜叉と桔梗につなげよう。

という経緯で生まれたキャラです。鬼蜘蛛の回を描いたことで、全容が見えました。絶対に報われることはないと思いつつ、奈落の最後を描く時はそれなりに寂しかった。

(引用:令和3年12月4日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/X、旧Twitterより)

 

≪邪見≫

 殺生丸の通訳ですね。殺生丸の感情は邪見が全部言ってくれてます。言わなくていいことまで言っているが、何一つ間違ったことは言っていない。りんに対しては、多少情が移っていたと思います。でもそれ以上に、ちゃんと面倒を見ないと怒られるのが怖かったのかと。

(引用:令和3年12月10日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/X、旧Twitterより)

 

≪珊瑚≫

登場回、2~3回ネームを描き直しました。最初はもっと大人しい登場で、別の名前でした。退治屋は最初から考えていた要素ですが、あの後の酷い目は、描きながら流れで。仲間にするのなら、まずは奈落を恨まねばと、因縁を作りました。弥勒との関係も、描いていくうちに。

(引用:令和3年12月18日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/X、旧Twitterより)

 

≪七宝≫

マスコット的な子が欲しいなと思って。デザインもザ・狐という感じで入りました。犬夜叉はある意味子供っぽいので、同レベルで争える子が良いかなと。意外と可哀想な境遇ではあるので、悲しみは知っているし、周りが見えている子です。渡辺久美子さんがピッタリでした。

(引用:令和4年1月22日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/X、旧Twitterより)

 

≪四魂の玉≫

神道の一霊四魂について読んで、それを玉にしてみようと思ったのがきっかけです。砕いたのは旅の目的を作るため。かごめの身体の中にあったのも、生まれ変わり感を出すための良いアイテムになりました。物語は四魂の玉から始まったので、四魂の玉で終わる形にしました。

(引用:令和4年2月6日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/X、旧Twitterより)

 

≪桔梗≫

「この人どうするんだろう」と描いててドキドキしました。出ると緊張感が走る。桔梗がもたらす負の感情にどう向き合うのかで、かごめの内面も見えてきた。案外犬夜叉は変わらなかったが、かごめは桔梗を出会って成長しましたね。蘇り方法は、旅先での益子焼の体験から。

(引用:令和4年3月12日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/X、旧Twitterより)

 

≪鉄砕牙≫

錆刀が変化する化け刀と、成長する刀がやりたくて。犬夜叉と共に成長していったので、そういう関係性が描けたのはお得でした。必要に応じて様々な技をオプションとしてつけたが、なんやかんやで風の傷が一番好きでしたね。

(引用:令和4年4月24日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/X、旧Twitterより)

 

≪天生牙≫

殺生丸は登場時に帯刀しているのだが、あの時点ではどういう刀か決まっていなかった。直後の犬夜叉との戦いでも、抜くタイミングがなく。天生牙は後から考えました。鉄砕牙と真逆で、且つ殺生丸とも真逆の刀にしたくて、人を救う刀に。捨ててもついてくる系の刀です。

(引用:令和4年4月29日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/X、旧Twitterより)

 

≪蛇骨≫

七人隊に女が混ざっているという案が最初は出たのですが、やっぱり犬夜叉が女の人と殺し合うのはどうかなと思い、蛇骨のような感じになりました。男子が好きな男子を描くのは初めてだったのですが、キャラ的には描いてて面白かったです。

(引用:令和4年5月22日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/X、旧Twitterより)

 

≪夢幻の白夜≫

神楽がいなくなったので、奈落と会話できる人が必要でした。あんまり逆らわずに、奈落に一番忠実な人だったと思う。白夜の刀も、どう使うか登場時は考えていなかったが、最終的にはかごめを追い詰める存在となりました。奈落の分身はモンスターか美形に二択でした。

(引用:令和4年6月30日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/X、旧Twitterより)

 

≪犬夜叉の父≫

もう居ないのだけど息子達にとって大きな存在。頭蓋骨のモデルはサーベルタイガー。偶然標本をもらったので、せっかくだから使おうと思った。殺生丸に当たりが強いように見えるが「上のお兄ちゃんだし、本当の妖怪だし、自らの力で強くなれ」と思っていたのかと。

(引用:令和4年7月31日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/X、旧Twitterより)

 

≪冥加≫

犬だからノミが集ってても有かなと思い、ノミ妖怪に。すぐ逃げる奴で、危険察知能力がすごい。お父さんの代から仕えているので、色んなことの説明役には、非常に便利だった。おじいさんキャラがいた方が世界観が安定する。若者だけだと、収拾がつかなくなるかなと。

(引用:令和4年8月29日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/X、旧Twitterより)

 

≪神楽≫

「あたしは風だ。いつか自由になってやる。」というセリフを書いた時、「この子死ぬな。これが死亡フラグか」と初めて思った。愛着のあるキャラクターだったので、死んだときは涙が出ました。ひとりで死ぬ予定でしたが、それは違うと思い、みんなに見送ってもらいました。

(引用:令和4年9月12日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/X、旧Twitterより)

 

≪睡骨≫

バリエーションの一つとして、二重人格に。犬夜叉側で戦う相手を考える時、善悪の魂を持っているのが桔梗の相手として良いなと思った。最初から分からないままに絡んで、徐々に正体が現れていくのも面白いかなと。顔がデビルマンみたいになるのも、ああいう変化が鉄板で好き。

(引用:令和4年12月9日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/X、旧Twitterより)

 

≪逆髪の結羅≫

犬夜叉が戦った最初の強い妖怪。いかにも妖怪妖怪しているとどうも会話が進まなかったので、ちゃんと会話できる人型に。髪の操り方や移動する方法とか、描いてて楽しかった。武器が髪だし櫛使ってるから、可愛い女の子がいいなと思った。麗しい方が楽しいかなと。

(引用:令和5年2月4日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/X、旧Twitterより)

 

≪煉骨≫

No.2で賢い。ただそこまで賢くはなかったかも。周りがもっと馬鹿なので、見下すだろうし、この人なら裏切る流れになるだろうなと、なんとなく思っていた。あの集団は一枚岩なわけではない。描いてはいないけど、銀骨を改造していたのはこの人。

(引用:令和5年3月13日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/X、旧Twitterより)

 

≪弥勒≫

色んなバトル漫画で「手から出す人」はいたけど「吸う人」はいなかったので、風穴を思いついた。そこから弥勒の身の上話とか、奈落との関わりを作れて良かった。女好き、明るい、世渡り上手なのは、犬夜叉との対比。弥勒がいることによって、犬夜叉の真面目さが際立った。

(引用:令和5年6月5日、高橋留美子情報(@rumicworld1010)/X、旧Twitterより)